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ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式

時間があったので、映画館にコメディ映画を観に行ったのですが、驚きました。

「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」
父親の葬儀の朝、ハウエルズ家の家族とその友人、
個性豊かな親族たちがそれぞれの思惑を胸に集まってくる。
長男のダニエルは、父のお葬式で弔辞を読むという大役への不安と、
妻ジェーンと約束した新居の準備金のこと、
そしてニューヨークから到着したばかりの優秀な弟・ロバートと
顔を合わせることに頭を重くしていた。
ダニエルの従妹マーサと婚約者のサイモンは
マーサの神経質な父親に好印象を与えること。
マーサの弟トロイはサイドビジネスにしているドラッグのこと。
ダニエルの知人ハワードは、自分の病気のこと。
ハワードの知人ジャスティンは昔一夜を共にしたことのあるマーサを
再びモノにしようと、それぞれがそれぞれの思いを抱えて集まってきていた。
そして式は何とか始められるかと思いきや、サイモンが精神安定剤と
間違えてトロイが持っていたドラッグを服用してしまったり、
父親じゃない人の遺体が家に運ばれて来たりと
次から次へと問題が山積み!!
そして、参列者の中には見慣れない人物が一人・・・。
彼は亡くなった父親の重大な秘密をしっており、
それをネタに脅迫してくる始末!!
はたしてダニエルは無事父親を安らかな眠りに
付かせることができるのか?
そして謎の人物が抱える父の秘密とは?!
(※シネマ・アンジェリカのページより引用)


2007年のアメリカ映画なのですが、どこかヨーロッパ映画風の雰囲気。
とはいえ全く気取った感じが無い。
内容は完全なるシチュエーションコメディで群像劇。
良質なコメディー映画でした。

それで、何が驚いたかというと、この作品、
非常に僕好み……というより、
誤解を恐れず言うと、まるで僕が書いたような作品でした。
三谷さんっぽいというより、僕っぽい。
三谷作品ほど上品ではなく、下世話なネタも入る。
僕が好きそうな大馬鹿キャラや馬鹿シチュエーションも多い。
コメディーとしてもとても良いできの作品だし、評価も高いみたいなので
あんまり「僕っぽい」って言葉を連呼すると、
変に自慢というか、勘違い野郎みたいになるのがいやなのですが、
僕の作品を知ってる人に是非一度観て貰いたいです。
きっと同じような感想を持つと思います。

三谷さんのように、あそこまで張り巡らされた伏線がつながるタイプの
群像劇ではなく、どちらかというとキャラの配置が絶妙で、
ストーリーが数珠つなぎで進んでいくタイプのコメディーです。

しかし、なんか途中から自分の作品を見ているような気がして、
逆に、脚本の粗を感じるようになってしまいました。
回収できていない伏線も多いですし、強引なところもあるのですが、
そういう部分の気持ちとかもすごくわかるというか、とにかく驚きました。

監督は、これまた僕が好きなコメディー映画
「イン&アウト」のフランク・オズという人。
面白いはずです。
観ながら
「この人、僕の『嘘への扉』か『マッハ・レコーディング』撮ってくんないかな」
なんて、妄想を抱いたりしました。

とにかく僕のコメディーを観たことがある人に
一度観て貰いたいのですが、なんと都内での上映が、明後日18日まで。
難しいと思いますが、もしも観に行ける人がいたら観て、
感想を教えて貰いたいモノです。

いやぁ、本当に驚いた。
なんか、調子に乗ってるみたいですいません……。
でもね……。

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式_d0147270_14239.jpg
by poaroman | 2009-09-17 01:28 | 映画
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POARO 伊福部崇の雑記です。
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