夏の終わり

夏が終わりました。
食三マンションで過ごす中、
1年以上ぶりにブログでもかいてみようと思います。
今年の夏はかなり忙しかったというか、大変な夏でした。
7月にSMILY☆SPIKYのコントライブがあって、8月にヘロQの例外公演。
更に、未だ発表できないですが、春頃から、とある大きなゲームの
プロジェクトに呼んでいただいており、その3つの仕事に加えて
通常のレギュラー番組の収録などもあり、ありがたくも多忙な日々を
過ごさせていただきました。
これまでこのブログではあまり、仕事のことは書かなかったのですが
(というか、ブログ自体全然書いていませんでしたが)、
この夏の仕事はどれも印象的だったので、少しかいてみたいと思います。

ゲームプロジェクトの件については、まだ何も発表できないので詳しく記せませんが、
とにかく今まで僕が殆どやったことのない、このゲームシナリオという仕事。
同じシナリオの仕事なのにワード数の制限や、プログラム側との調整など、
作品のドラマ性以外にも、様々な考慮点があることを実感しました。
勝手がわからず、大変でもあり、その分面白くもありますが、
とにかくとても勉強になっています。
この仕事自体は、まだまだ1年近く作業が続くと思うので、
不安を抱えたままではありますが、なんとか周りの皆さんの力を借りつつ、
エンディングロールで自分の名前をみるまで、やり遂げたいと思います。

そして、7月に行ったSMILY☆SPIKYコントライブ「あいつちょっとこっちみてやんの。」。
SMILY☆SPIKYのコントライブとしては2回目になる今回ですが、
今回は僕自身もかなり勉強になりました。
前回も郷本直也さんを含め、多忙なゲストの方に来ていただきましたが、今回はそれが3人。
SMILY☆SPIKYだけでも忙しい二人なのに、そこに朴ろ美、名塚佳織、入野自由という
普通なら、スケジュールが合うはずもない、超多忙な皆さんとコントを作ると言うことで、
「大変だろうな」という予想はありましたが、予想以上に大変でした。
今回、僕自身の不安要素は大きく3つでした。
第1にスケジュールのこと。とにかく稽古期間が足りず、加えて、本番当日を含めて
たくさんのハプニングがあって、朴さんを筆頭に全員が「幕が開かない」と半ば諦めていた
この公演でした。しかし、ふたを開けてみれば大成功。奇跡を感じました。

第2に脚本のこと。自分では面白いモノを作っているつもりですが、
それが本当に伝わるのだろうかという不安。
2回目とはいえ、今回のお客さんは殆どの人が普段、
コントなどをみたことはない人たちであるということ。
加えて、様々な理由から、第一稿から何度も変更を余儀なくされる部分があったことなど。
色々と、不安要素もありつつ、台本を作りました。
脚本に関して、今回、最も楽しかったのは、頭のカーテンコールです。
「何があったのかわからないが、緞帳が上がった瞬間に出演者が号泣していて、
反省点を述べているというシチュエーションは面白いかも」
という、発想から作りました。
最初にイメージしたのは、「一人ごっつ」のピー助。
反省会の中で、「そんなことがあったのかよ!」という
ツッコミを入れたくなるようなボケの中身を見せないコントを考えてました。
しかし、失敗ネタを作り始めてみると、考えたエピソードを
実際にやってみたい衝動に駆られ、結局、全てを前振りとすることに。
結果、フォークダンスDE成子坂の「自縛5」の「訪問販売」的な演出されたミスを
見せる形になり、非常にライブ自体が立体的になったと思います。

そして、第3の問題。演出。
これが最大の問題。こういったライブをする度に思うんですが僕は演出に向いていない。
ラジオの構成作家という職業がそうさせるのかも知れませんが、
僕は演者の考えている方向や、やりたいことを自分のやりたい方向に変えるのが
とても苦手みたいです。
特に、僕が作っているモノはコントなので、演者に楽しくやって貰いたいわけです。
そのために、演者のやりたい方向をねじ曲げるのが嫌いなんです。
芝居なんて(コントですが)どんだけやっても儲からないし、何かの仕事につながる
ようなこともほとんど無いから、演者の皆さんには、稽古場だけでも楽しんで貰いたい。
っていうのが僕の考えで、稽古場が楽しくない芝居は、たとえ成功しても、
僕にとってはあまり意味のない芝居なんです。
これは、別に本業があったりして、舞台というモノに本気で取り組んでいない人間の
考え方なのかも知れませんが、僕はやはり、演者が楽しんでほしいんです。
だから、あまり演出をすることが好きじゃないんです。
もちろん、間違った方向の演技だったり、システム的に笑いが来ない形の
演技になってしまっている場合については修正して貰いますが、
その他の部分での演出がよくわからないんです。
この原因のもう一つは、笑いのシーン以外は全て「フリ」って思ってるって
いうのもあるのかも知れません。
だから、ツッコミやボケの形を演出してあげることは出来るのですが、
それ以外の部分は、余りよくわからないというのが正直なところです。

そういった不安を抱えながらの本番でしたが、結果は成功だったと思います。
お客さんも温かく見守ってくれたし、チームワークも良かったし、
本当に演者の5人は「みんな天才だな」って思いました。

中でも、今回殆ど始めましてだった入野自由くんには、驚きました。
コントは初めてだという自由くんに、僕はベタなコントのボケ役を与えました。
稽古場でもかなり悩んでいたようです。
僕のつけた演出に対しては、確実にリクエストに応えて、言ったとおりの形で
初めてとは思えないクォリティの芝居をしてくれてはいるのですが、
どこか、本人的に疑問が残ってるような感じが続いていました。
しかし、本番でお客さんが入り、反応が返ってきた瞬間、
自由君は全てを理解したようで、瞬間的に
最高の顔と最高の間と最高の言い方で、ボケを繰り広げてくれました。
「ああ、天才っているんだな」って本番の調光室で驚いたのを覚えています。

とにかくこんな素敵な機会を与えてくれたSMILY☆SPIKYに感謝です。
僕がこの業界でこういった活動をしながら、大好きな「コント」に関われるのも
SMILY☆SPIKYのおかげです。
あの何故か妙に華のあるキモキレの良い動きのマモと、
役者なのにちゃんと、ツッコミの間でつっこむことが出来る本当に貴重な存在、
しゅんりーの二人に出会えたことにこの上ない喜びと感謝を感じます。
本当にありがとうございました。
おかげさまで楽しい夏が過ごせました。

そして、ここからは僕にとってこの夏の最大の出来事。
ヘロQの例外公演についてもかきたいと思います。
実は、今回のブログはこれが書きたくて、久々に更新しようと思ったのですが、
ここまでの話も異常な長さになってしまいました……。
せっかくなので記事を変えます。
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by poaroman | 2009-09-04 01:34 | 雑記
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POARO 伊福部崇の雑記です。
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